シロアリの種類 |
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シロアリの種類を知る! |
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◆シロアリの種類◆シロアリ駆除は、まず、シロアリの種類を知ることが第一歩です。シロアリの種類を知らないで闇雲にシロアリ駆除を行うことは、間違いです。各シロアリの生態に合った駆除が必要です。■シロアリ目(等翔目)【シロアリ】【ノコギリシロアリ】【ミゾガシラシロアリ】【シュウカクシロアリ】【オオシロアリ】【レイビシロアリ】【ムカシシロアリ】の7科に分けられます。
■日本のシロアリの生息種類【シロアリ】【ミゾガシラシロアリ】【オオシロアリ】【レイビシロアリ】の4科が棲息しています。■日本に広く分布し家屋に被害を及ぼす代表的な種 ミゾガシラシロアリ科に属するイエシロアリとヤマトシロアリ。 ■イエシロアリは世界中のシロアリの中でも最も加害の激しい種といわれ、建物全体に加害します。 ■ヤマトシロアリは比較的低温にも耐えるため、北は北海道旭川まで分布している建造物の大害虫です。 ■近年、アメリカのワシントン州からメキシコのカリフォルニア半島にかけての太平洋沿岸地域を原産地とするアメリカカンザイシロアリによる被害が大きな問題になっております。
羽アリの発生時期(気温・湿気の状況による)
イエシロアリとヤマトシロアリの違い
◆ヤマトシロアリ◆■ヤマトシロアリ特徴ヤマトシロアリは、大きさは有翅虫で5-7mm、働き蟻で4-6mm、女王は大きいもので15mmに達する。イエシロアリに似るが、全体にやや小さい。兵隊アリは、頭部が前後に長く、大顎は鋭く鋏状に発達する。また、有翅虫が全身黒褐色をしており、羽根が薄く黒い色をしている点がはっきりと異なる。■ヤマトシロアリ生態ヤマトシロアリは、他のシロアリと同様社会性昆虫で、集団を成して枯れ木や朽ち木を食べ、その内部に巣を 作る。特に湿った材を好む。巣は材の中に網目状に掘られた巣穴からなり、材の外に巣穴を続ける事もあるが、イエシロアリのようにあちこちの材へとトンネル を繋げ、大規模に食害する事はまず無い。また、乾燥に弱く、しめった材にしか入らないこと、自ら水を運ぶことをしない。群れの大きさも、せいぜい1-3万 頭程度とされる。成熟したヤマトシロアリのコロニーは、基本的に女王と王を頂点に、偽職蟻(いわゆる働きアリ、ワーカー)、兵蟻(ソルジャー)、ニンフ(擬蛹)、前兵蟻(「白兵蟻」とも)、幼虫からなり、繁殖期にはニンフから有翅虫が生ずる。また、女王や王が欠けた場合やコロニーの一部が隔離された場合には、複数の副女王や副王が出現し、コロニーの存続が図られる。 女王が産んだ卵は、別室へ働き蟻が運んでゆく。積み上げられた卵には、ターマイトボールが混じることが多い。 ■ヤマトシロアリ繁殖ヤマトシロアリにとって、繁殖とはコロニー内の個体数の増加だけを意味するものではなく、コロニーそのものの増加を意味している。コロニー増加の試みは生殖虫(有翅虫)の結婚飛行(群飛)から始まる。 関東周辺では4月-5月の風が弱く蒸し暑い日の10時から正午頃にかけて生殖虫の群飛が見られる。群飛直前にはコロニーの周囲に多数の生殖虫と兵蟻が出現し、次々と飛び立っていくが飛翔する力はそれほど強くない。生殖虫は群飛後直ちに羽を落とし、パートナーを求めて歩き回る。雌は尾端を少し上げ、そこから雄を誘引するフェロモンを分泌するようである。雄は雌のフェロモンに導かれ、雌に遭遇すると雌の尾部に頭部を付け、あたかも2両編成の黒褐色の電車が動き回るようにして歩き始める。 これらのペアは倒木直下などの湿った土中などに狭い巣を作り、交尾・産卵を開始する。これが新コロニーの創世期であり、最初の働きアリが育つまでは新女王・新王が幼虫を育て上げていくこととなる。しかし、新しいコロニーを形成できるのはごく一部の生殖虫に限られる。生殖虫はなんの武器もなく極めて脆弱であり、群飛時からアリ(オオハリアリ、クロヤマアリなど)やクモ、鳥類の餌食になるものが多く、一握りのペアだけが生き残る。 なお、創設期のコロニーにはニンフ(擬蛹)は生じないが、兵蟻は当初から一定割合で生ずることが知られている。
■ヤマトシロアリ被害・ヤマトシロアリ・数十万匹規模もの巣を木材中に作る。 ■ヤマトシロアリの防除被害の状況によっては、簡単に自分でできる場合がある。◆イエシロアリ◆
◆アメリカカンザイシロアリ◆■アメリカカンザイシロアリの特徴日本へは輸入家具などと共に持ち込まれて屋内の乾材へ拡がり被害を与えています。羽蟻の発生時期は3月から11月の昼間で環境条件によっては1年中群飛します。 また乾燥に極めて強く、生活にはほとんど水分を必要としません。 加害部が巣となり、特別な巣や蟻道を加工せず、乾燥した木材中に孔道を穿って生活しています。被害材の食害孔から乾いた砂粒状の糞を排出するのが特徴です。 被害場所は、家屋のあらゆる場所が考えられますので、発見に遅れることが多々あります。 ■アメリカカンザイシロアリの被害
初期被害は、小さく見えにくいが、放置しておくと被害箇所は加速度を増し、色々な個所へ分散拡大させていく。5年くらいで目立った被害となる。 |
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